闘病者の24時間テレビの見方

毎年恒例の日本テレビの 24時間テレビ

今年は8月26日・8月27日とやってましたね。

去年までそれほど好きではなかったなぁ。

私がITP(特発性血小板減少性紫斑病)で

初めて入院した2010年の頃、ご飯の時とかに

よく話していた血液疾患の方がいて(50代くらい?)

その人から、悲しい話を聞いたことがあったんですね。

当時はステロイドを飲むだけの治療で

病院内はどこでもうろちょろしていい時期でした。

もちろんご飯も病室ではなく

食堂、兼フリースペース的なところで食べていて

時期的に24時間テレビの宣伝が始まった頃でした。

その血液疾患仲間の人から、

『私、24時間テレビ、大っ嫌いなんだよね。』

「え?(どちらとも思ったことなかったな。。)なんでですか?」

『昔ね、同じ病室だった人と、同じ病気の人が、

 24時間テレビで出てたの。』

「はい。」

『(同じ病室の)その人は、小さなお子さんがいたの

 テレビで同じ病気の人がテレビに出てたよって、

 お子さんに言われたんだって。』

「もう理解できるくらいの年齢だったんですね。」

『そう、でもね、

 最終的に、テレビに出ていた人は亡くなったの。』

「え?」

『家族の方がお見舞いに来ている間は(同じ病室の人は)

 「お母さんは大丈夫!」って気丈に振る舞ってたけど

 家族が帰った後、

 ずっと泣いてたんだよね・・』

なにも言えなくなった。

入院中に先生がいつも言ってくれたんだけど

病気って、誰が悪いわけでもないから。

そうなんだよね。。

誰も責められないし。

でもね、それを聞いてから、

そうやって、悲しい気持ちで

テレビを見る方がいるんだなって知った。

私もそっちが側の人間になっていた。

だけど今年は違った。

ランナーのブルゾンちえみさんの言葉に

心が打たれました。

「なにかを諦めようとしている人に伝えたい。

 あと少しだけ頑張ってほしい。」

「自分が走ることで勇気づけられるかはわからないが、

 自分に出来る何かをしたい。」

今の自分に、とてもささりました。

でもこうゆういうのって、

他の人が同じこと言っても

ダメなときはダメなんだよね。苦笑

どんな人から言われるのが

自分の心にすっと入ってくるのものなのかな。。

キャリアを悩むことと

闘病に悩むことは、

同じ悩みでも、同じじゃない。

やっぱり病気って

よくも、悪くも「特別」

うーん・・・

何と言ったらいいのかな。

諦めない気持ちが、

戦う力なんだよね。

宮古島

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闘病者の24時間テレビの見方” に 3 件のコメント

  1. こんにちは。

    他人の言葉や姿勢がすんなりと自分の心に入ってくるタイミングというか、そういう時期ってありますね。
    入ってこないときは全くムリなのですが。

    私の場合、姪の病気に対する姿勢から本当に色々と学びました。

    知里さんが初めて入院された頃に書いた記事ですが、私が乳ガンになった当時、病気と付き合う気持ちみたいなものを書いています。

    姪には今でも(ひそかに)感謝しています。

    こんな人もいるよーという感じで読んで頂ければ幸いです。

  2. すみません。
    リンクを張る場所がわからなくて。
    上記コメントの『みんぽぽ』のところをポチッとすると記事に飛びます。

  3. @みんぽぽさん
    こんんちは!コメントありがとうございます。

    >他人の言葉や姿勢がすんなりと自分の心に入ってくるタイミングというか、そういう時期ってありますね。
    >入ってこないときは全くムリなのですが。
    わかります。気持ちの問題なんですかね。
    今は何も声かけてくれないで、って思うときに
    励まされてるのか傷つけられているのか分からない
    言葉をかけられることもありますよね。

    >知里さんが初めて入院された頃に書いた記事ですが、私が乳ガンになった当時、病気と付き合う気持ちみたいなものを書いています。
    ありがとうございます!見ますね^^

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