特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とは、
明らかな基礎疾患や原因薬剤の関与がなく
血小板が減少し、出血の危険が高まる病気で、
国が指定する難病(特定疾患)の対象となります。
原因
血小板に対する「自己抗体」ができ、この自己抗体により
脾臓で血小板が破壊されるために、
血小板の数が減ってしまうと推定されています。
しかしながら、なぜ「自己抗体」ができるのかについては、
未だはっきりとしたことはわかっていないのが現状です。
また、この抗体は骨髄での血小板産生能も障害し、
血小板産生を低下させるといわれています。

・点状や斑状の皮膚にみられる出血
・歯ぐきからの出血、口腔粘膜出血
・鼻血
・便に血が混じったり、黒い便が出る
・尿に血が混じって、赤色や紅茶のような色になる
・月経過多、生理が止まりにくい
・重症な場合は、脳出血

治療の目標は、出血を防ぐことです。
血小板を破壊する自己抗体に対する治療
・ステロイド(プレドニン)
・IVIG
・脾臓摘出
・リツキサン 等
血小板生産に対する治療
・レボレード
・ロミプレート 等
・ステロイド(プレドニン)
・IVIG
・脾臓摘出
・リツキサン 等
血小板生産に対する治療
・レボレード
・ロミプレート 等
参考リンク
難病情報センター|特発性血小板減少性紫斑病
http://www.nanbyou.or.jp/entry/157
特発性血小板減少性紫斑病|ITPナビ
http://www.kyowa-kirin.co.jp/itp/about.html
http://www.kyowa-kirin.co.jp/itp/about.html
